2012-11-07

飯尾・焼きばってぇい(1978年)




焼きばってぇい(1978年)

真夏の盆の入りに子どもたちが集まり山から切り出した木材や葉で集落に流れる川岸に高床式の小屋を造り、食事を持ち寄りお盆をすごすというものです。海に近い集落では「若衆宿」という成人前にある時期、集団生活をして漁の方法や村のしきたりを年長者から聞いて覚えるという話を聞いていたので、この焼きばってぇいの話を聞いたときは、その山版のなごりと解しました。送り盆では、その小屋を夕暮れに燃やし祖先を山に送るのです。この年のお盆は大雨にたたられ,残念ながら送り盆を待たずに崩れ落ちたという記憶です。写真ネガの記述では「焼きバタイ」とありましたが、地元に問い合わせたところ「焼きばってぇい」といい、この頃を最後に途絶えたといいます。(現 山梨県上野原市飯尾)











































0 件のコメント: